お知らせ
第22回日本サイコオンコロジー学会 研修セミナー 参加受付を開始しました
各コースとも9月16日(水)をもって参加を締切ります。
下のボタンから、各コースの申し込みが出来ます。
また、ご希望の方は、参加費のクレジット決済が可能です。
日 時:平成21年9月30日(水) 13:00〜18:00(予定)
会 場:メルパルクHIROSHIMA 第1会場・第2会場 (総会会場と同じです)
主 催:日本サイコオンコロジー学会
参加費:
*精神腫瘍医コース:会員10,000円、非会員12,000円(定員120名)
*心理士コース:会員5,000円、非会員7,000円(定員80名)
*看護師コース:会員5,000円、非会員7,000円(定員80名)
(昨年までは日本対がん協会から共催のご支援をいただき、皆様に参加費用の負担をかけずに開催することができましたが、本年度より日本サイコオンコロジー学会単独の事業となったため、有料となりますことを御理解いただけますと幸いです。)
*看護師コースは定員に達しました。現在キャンセル待ちでのお申し込みとなります。
*参加締切日:9月16日(水)
各コースの概要は、以下をご覧ください。
【精神腫瘍医コース】
本年度より、日本サイコオンコロジー学会は、『登録精神腫瘍医』制度を開始することになりました。本制度の目的のひとつとして、患者さんや御家族が安心して受診できるような、ある程度の臨床研修を有し、サイコオンコロジー臨床に対して高いモチベーションを持つ精神腫瘍医を育成することにあります。
本「JPOSサイコオンコロジー研修会」の受講は、その『登録精神腫瘍医』の要件のひとつに含まれております。この研修会の位置づけの変更に伴い、本研修会の内容も、はじめて志すかたからベテランの方まで学べるようなプログラムから、『登録精神腫瘍医』となるために必要な知識・技能・態度を共有する場であることも念頭に、ややレベルアップした内容に変更いたしました。
研修会の対象として、『登録精神腫瘍医』の取得を検討されておられる先生方を念頭には置いておりますが、そうでない方でも御参加頂けますので、ふるって御参加下さい。
<対象者>
(a) 登録精神腫瘍医を目指す精神科医・心療内科医
(b) (a)の方を念頭に置いた内容となっておりますが、医療者であれば職種などによらずご参加可能です。
<内容(予定)>
以下のような講演を予定しておりますが、概論以外は基礎的系統講義というよりは、本領域におけるHot topicや、経験者においても困難を有するような問題を取り上げるような内容を予定しております。
予定テーマ:サイコオンコロジー概論、緩和医療概論、不安・抑うつ、緩和ケアチームの立ち上げと運営概論、せん妄、家族・遺族への対応、がん医療におけるコミュニケーション
【看護師コース】
本セミナーは、良好なコミュニケーションが心のケアの第一歩であるという視点にたち、看護師対象にコミュニケーションのスキルアップを目指すものです。実践的なコミュニケーション概論の講義の後は、臨床でよく出会う場面を想定した短い会話のシナリオをもとに、ロールプレイやディスカッションを通じて、参加者の皆さんで学びを深めるセミナーです。
日ごろがん医療にかかわっておられる看護職の方ならどなたでも参加可能です。がん患者の心のケアに興味をお持ちの看護師の皆様のご参加をお待ちしております。
<対象者>
(c) がん患者のケアにあたっている看護師
(d) 看護師の指導にあたる教育関係者や医療関係者
<内容(予定)>
(1)講義:看護と治療的環境・看護場面のコミュニケーション概論
(2)がん患者とのコミュニケーション──「がんの告知をされた直後の患者との対話など」
(3)がん患者とのコミュニケーション──「死が近いことを話題にする患者との対話など」
【心理士コース】
今回の研修会では、「うつ状態の鑑別」「乳がんの検査から治療まで」「心理士の効用と限界」といった3つのテーマをとりあげ、講義およびグループディスカッションを行う予定です。これらの内容は、日々の臨床に役立つことができるように症例を通してより実践的に学ぶこと、患者の体験をより理解すること、心理士の役割について考えることを目的としております。どうぞ、この機会に、それぞれのスキルアップとお互いの交流のためにご参加ください。多くの心理職の方のご参加をお待ちしております。
<対象者>
(e) がん患者のケアにあたっている心理職
(f) (e)の方を念頭に置いた内容となっておりますが、心理職であればどなたでも参加できます。
<内容(予定)>
(1)うつ状態の鑑別(グループディスカッションと発表を含む)国立がんセンター東病院臨床開発センター、小川朝生先生
(2)乳がんの検査から治療まで 広島大学大学院保健学研究科、片岡 健先生
(3)心理士の効用と限界(グループディスカッションと発表) 大阪大学コミュニケーションデザインセンター、平井 啓先生