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学会賞を受賞して
金沢医科大学精神神経科学教室
川﨑 康弘
このたび、日本サイコオンコロジー学会より学会賞をいただき、大変光栄に存じます。選考委員会の諸先生はじめ、本賞の審査にご尽力いただいた先生方に、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。私には学会賞を受賞された歴代の先生方のような立派な業績はございませんが、ひとつあるとすれば、第31回日本サイコオンコロジー学会総会を2018年 9 月21日と22日に金沢にて開催させていただきました。北陸新幹線が開業したとはいえ、大会の頃にも各地で水害や震災などがあり、地方都市に全国からお集まりいただけるものかと心配しておりましたが、ポスター発表は例年の大会同様に100題を超え、事前登録と当日参加をあわせて1000名を超える方々にご参加いただくことができました。そして、学会懇親会や最後の市民公開講講座まで大禍なく終えることが出来ましたので、まずは大会長の大役を果たせたかと安堵いたしたことを覚えております。加えまして、32回大会の吉内大会長、33回大会の内富大会長が開催に際して大変に苦労されたことを思いますと、金沢大会は本当に平穏に行なわれたのだと思わずにはいられません。お二人の大会長が未曽有の困難を乗り切られた行動力と大会委員会の組織力には敬服するばかりであります。そして、学会は34回大会の明智大会長へと引き継がれ、新しい開催様式を模索しながら発展し続けるものと存じます。私のつたない経験ではありますが、これからも学会の発展に寄与できるよう努めていきたいと考えておりますので、ご指導・ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。