お知らせ

徳島サイコオンコロジー研究会のご紹介

 四国は徳島の地で、サイコオンコロジー研究会を発足して3年を終えようとしています。当研究会は、徳島県内のがん医療に従事する臨床心理士(心理士)が主体に活動し、さらにその他会員に精神科医を交えながら、がん患者へのより良い心理的支援について探るための研究活動をしています。またがん医療従事者のメンタルヘルスにも焦点を当て、会員相互によるピアサポートとしての役割を担っています。  
 活動内容は、症例検討を重視したクローズドな会が中心ですが、時には多職種との情報交換を目的としたオープンな会も開催できるよう計画中です。
 徳島にもこのような研究会が存在することを知って戴くことで、特に近隣地区においてがん医療に携わる臨床心理士(心理士)や精神科医の方々との交流へと繋がり、地方からサイコオンコロジー分野の質を高めて行きたいという期待の元に研究活動を深めていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
 情報交換等、当研究会に関心をお持ちの方は下記までご連絡下さい。 

徳島サイコオンコロジー研究会代表・世話人
四国大学生活科学部生活科学科 医療心理学研究室  上岡千世(うえおかちせ)
E-mail:chise-clinical-psychology@shikoku-u.ac.jp

これまで開催された研究会内容について、一部ご紹介させて戴きます。

■2009年6月2日(火)  19:00-21:00
演題:がん医療における精神科治療
話題提供:徳島大学病院がん緩和ケアチーム精神科医

■2009年11月18日(水) 19:00-20:45
演題:臨床心理士の基盤をもった医療ソーシャルワーカーの働き
話題提供:徳島大学病院地域医療連携センター 桑内 敬子 

■2010年12月10日(金)19:00-21:00
演題:医療者のコミュニケーション・スキル
-医療者の態度が患者に与える影響について-
話題提供:四国大学生活科学部生活科学科生活心理コース 上岡 千世