関連・参考情報

「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」における教材(精神腫瘍学)

がん対策基本法を受けて、がん対策推進基本計画では、緩和ケアを重点的に取り組むべき課題として位置付け、「がん診療に携わる医師の研修等により、がん患者の状況に応じ、身体的な苦痛だけでなく、精神心理的な苦痛に対する心のケア等を含めた全人的な緩和ケアの提供体制を整備する」ことを目指し、「すべてのがん医療に携わる医師が研修等により、緩和ケアについての基本的な知識を習得すること」が、個別目標の一つとして掲げられました。その目標を実現するために、各都道府県、がん診療連携拠点病院、民間団体等が緩和ケア研修会を開催していくこととなっており、厚生労働省健康局総務課がん対策推進室より全体の取りまとめに関しては日本緩和医療学会に、精神腫瘍学に関する講義やワークショップに関しては、日本サイコオンコロジー学会に協力要請がありました。緩和医療学会主催のPEACEプロジェクトを共催することとなり、9つある教材のモジュールのうち、M-7a気持ちのつらさ、M-7bせん妄、M-8コミュニケーションに関しては日本サイコオンコロジー学会が作成しております。
本教材を使用いただく場合の許諾等は必要ございませんが、順次改定を予定いたしておりますので、使用いただいてみて使用しやすい点、使用しにくかった点など、感想をお聞かせいただけますと幸いです。
がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会を開催される場合の一助となればと存じます。

日本サイコオンコロジー学会(JPOS)代表理事 大西秀樹


当教材に関する連絡先
精神腫瘍学の基本教育に関する小委員会 とりまとめ
国立がん研究センター中央病院精神腫瘍科 清水研
keshimiz [at] ncc.go.jp
教材のダウンロード(日本緩和医療学会PEACEプロジェクトのページにリンク)
http://www.jspm-peace.jp/pdfdownload.php